私的思い入れの1枚・・

もともとロックは誰もが知ってるようなレベルでしか知らず、
20才頃にロック喫茶をするようになってから、色んなバンドや音楽を知るように。
それまでは、誰のどこでの影響かも忘れてしまったけど、
音楽= マイルス、コルトレーンでした。
まあコルトレーンは高校生の時の確か同級生の影響強しだったのは覚えてます。
彼の家に行ったら、朝でも夜中でもコルトレーンでして、
当時活動休止中だったマイルスにとって変わるかの如くでした。
でもやっぱりマイルスの方が、身体には合ってましたが・・
で、ちょっとピアノ・トリオとかも聴いてみたいなと思ったら、
周囲はもう、ピアノといえばエヴァンス・・がセオリーみたいな状態
でして、誰もが絶賛・賛美。
もちろんあの繊細さは10代の自分にもけっこうリリカルに響きまして、
他のピアニストもジャズ喫茶で色々聴かせてもらい、
その時に一番フィットしたのが、このアル・ヘイグ。
で、そうアルバムは「インビテーション」。
なんというか、うあ、いいやん、これ。
よく知らない人やけど、このピアノ、とにかくいいヤンッて感じで。
あとから知ったんですけど、この頃アル・ヘイグは50才前後くらいで、
当時の得意のレパートリーをとても良い調子の中で録音したとか、しないとか。
で、勢いもあって、和音の響きになんか美学があって、すごくジャズ・ピアノの
中でも個性と確たるスタイルを持ってたと思います。
もともとはスタン・ゲッツやパーカーのバックメンもしてたらしく、
もちろん上手いピアニストには間違いないわけで、
エヴァンスとタイプも似てる気もするんですが、
ビミョーにアプローチは違ったように、勝手に思ってました。
アルバム全曲良いんですが、やっぱり表題曲の「インビテーション」が
一番思い入れみたいなのがあります。
抑えられたリリシズムが匂い立つような演奏・・。
そんな表現が的確かどうかはわかんないですけど、
ピアノの一音一音に当時の情景が浮んできて、
それが甘すぎず、お洒落すぎず、よい加減で匂い立つんですよ。
レコードで聴くとこれがまたさらに増長される。
白人ピアニストで一番好きな人といえば、ボクの場合は
今も昔もこの人です。