Skip to content

マイルス、1972年レア・ライブがプレスCDにて

hann014c.jpg

◆ MILES DAVIS / TWO EXCITING SHOWS ON THE CORNER (2CD) この商品はこちらから
Hannibalレーベルより、1972年『On The Corner』期の名サウンドボード・ライブ2公演を、いずれも24bitデジタル・リマスタリングを施したベスト・クオリティーにてカップリング収録。
まずDisc :1には同年9月10日にミシガン、アン・アーバーで開催された「Ann Arbor Blues & Jazz Festival」における野外ライブを収録。”Honky Tonk”と”Black Satin”の間にカットはあるものの、既発タイトルなどに見られた音抜けなどはなく現在のところ最長収録となっており、DJアナウンスに導かれ例によってグチャグチャとしたオープニングから弾き出されたのは、この4日前に「Get Up With It」でレコーディングされたばかりの”Rated X”。オリジナルではマイルスがペットを吹かず、オルガンをかき鳴らすだけだったのが、ライブではもちろんキレキレに吹きまくり。そしてキーボードのS・ローソンも呼応するかのように弾きまくりで、いきなり1発目からカオス状態。尚、前半で、”Turnaroundphrase”のフレーズが、早くもこの時期に出てくるのもファンとしては要チェック。さらに”Honky Tonk”ではレジーのロング・ギター・ソロでややクールダウンした後は、こちらも2ヶ月に「On The Corner」でレコーディングしたばかりの”Black Satin”で再び烈火のようなパフォーマンスを展開。ヘヴィ・ファンクなリズム隊にタブラ、シタールを加えたバックにマイルスのペットが炸裂するすさまじい72年型マイルスの演奏がここに。
さらにDisc :2には9月14日ボストンのポールズ・モールでのショーを、WBCNラジオでオン・エアーされた音源にデジタル・リマスタリングを施したことで、さらなる完璧なサウンドにて。1発目のチューニングから既に緊張感は高まっており、エレキ・シタールに絡むレジーのギターがワウり出したとたんから、もうそこはブラック・マイルス・ワールド。”ON THE CORNER”リリース後の更にファンク志向に磨きがかかった、パーカッシヴでカオスな前人未到の地に向かっている激しく美しい瞬間が全編に満ちており、硬質なサウンドとリズムの渦が最後まで脈々と展開。その最後には果てしなくノリノリのソロを繰り広げるマイルスに、メンバーも一丸でカオス状態という、同年のベスト・パフォーマンスと言えるもの。
そしてさらにボーナス・トラックとして、入手困難な7インチ・アナログ盤の「Molester(Black Satin)」プロモ・バージョンも追加収録。
エレキ・シタールやタブラなど、インド音楽導入の9人バンド編成における『On The Corner』期のベスト・ライブを永久保存のプレス2CDにてここに。
(Disc 1 : 56:34)
[Ann Arbor Blues & Jazz Festival : Live at Otis Spann Memorial Field, Ann Arbor, MI 10th September 1972]
1. Announcement 2. Rated X 3. Honky Tonk (cut out) 4. Black Satin (cut in) 5. Right Off 6. Sanctuary 7. Announcement
(Disc 2 : 57:04)
[Live at Paul’s Mall, Boston, MA 14th September 1972]
1. Announcement 2. Black Satin 3. Rated X 4. Honky Tonk 5. Right Off ~ Sanctuary (closing theme) 6. Announcement
[Bonus Tracks : “Molester” Promo (7 inch analog)]
7. Molester Side A 8. Molester Side B
◇Personnel; Miles Davis (tp), Carlos Garnett (ss), Cedric Lawson (key, synth), Reggie Lucas (elg), Khalil Balakrishna (el-sitar), Michael Henderson (elb), Al Foster (ds), Mtume (per) & Badal Roy (tabla)

Published innew in store!