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ストーンズ、DACレーベルよりブライアン時代のレア・トラック集

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◆ RIOLLING STONES / BRIAN JONES MEMORIAL ALBUM (プレス2CD) この商品はこちらから
ストーンズ・ファン必携のDACレーベルより、ブライアン・ジョーンズ在籍時のアウトテイク、デモ音源をコンパイルした、レア・トラック集の決定盤が永久保存プレス2CDでここに。
まず本タイトルは1985年にヨーロッパ盤2LPの形式でリリースされた、デッカ時代のアンソロジー集の先駆けとなった音源がマスターとなっており、過去にもCD化され流通していた中、いずれもアナログ起こしゆえ、クオリティー的にきびしかったり、追加されていたボーナス・トラックもやはり同傾向の編集盤からアナログ起こしだったのが現状。
そこで本タイトルは、オリジナルのコンセプトをキープしつつ、新たな音源の中からもベスト・クオリティーなソースに、最新のリマスタリングを施した、新装アイテムとなるもので、まずDISC-1には、オリジナルLPのサイド1~3の25曲を収録。
そのうち1-4のIBCデモは、ベスト盤GRRR!の高額エディションに収録されたものの、ストーンズ側もオリジナル・テープを保有していなかったため、非オフィシャルからリマスタリングされたもので、またその大元ソースもアセテートから起こしたものだったのが、本作では全トラックをテープ音源に立ち戻りダイナミックな音質にて収録。
そして7のインスト「MEMPHIS,TENNESSEE」は、おなじみのオールダム・セッションからのもので、リード・ギターがキース、 アコースティックのサイド・ギターがブライアンによるもの。また8は原盤では音の悪いジョージ・ビーン・テイクだったのが、今回はきちんとストーンズ・デモ・テイクを高音質で。そして9もオールダム・セッションからのものでミックがコーラスに参加し、左チャンネルから聞こえるファズ・ギターは、セッション・ミュージシャン時代のジミー・ペイジゆえ、要チェック。
さらに13-15、19のEP 5X5のシカゴ、チェス・スタジオでのアウトテイクは、イエロー・ドッグのブラック・ボックスからテイクしたステレオ・トラックも存在する中、ここではより重量感ある従来のアセテート・モノ・ミックスのリマスタリング・テイクで収録しており、リズム隊がずっしりとセンターに定位したクリアー・サウンドによるもの。
また21の「THE LAST TIME」は、LP原盤ではBBCバージョンをBメロからスタートさせるなどして、編集で作り上げたフェイクのアウトテイクが収録されていたのが、ここではオリジナルの放送通りの形で、曲前にアナウンサーの曲名コールのある珍しいバージョン。
そして22もオールダム・セッションからのもので、未発売に終わった「NECROPHILIA」に収録されたこのアセテート・バージョンは、正確なスピードかつ、冒頭がフェードインしない形のもの。
変わってDISC-2は、オリジナルLPのサイド4の5曲に、独自のボーナストラックを加えたもので、まず1は3曲入りアナログEP「SATANIC MAJESTIES」に収録されていた、有名なロングSEバージョンで、通常よりイントロ/エンディングのSEが長く収録されており、キースの声で「WHERE’S THE JOINT?」を連呼する気味の悪いエンディングは一聴の価値あり。続く2-3はビル・ワイマン・プロデュースのジ・エンドによる演奏で、サタニック・マジェスティーズ調の歌詞や楽器編成のため、 長らくストーンズの演奏と噂されていたものが、ここではレアなモノ・ミックスにて。
4はLP原盤では正規テイクの左チャンネルのみに絞ったフェイク音源だったため、ベル・サウンド・アセテート音源よりレアなバッキング・トラックを収録したもので、キースのエレキ・ギターとブラス・セクションがオーバーダブ以前の状態のもの。なお本編最後の6は、ブライアンの父親がブライアンの思い出を語る珍しいインタビューで70年代初頭のBBCの番組から。
そしてトラック7以降はボーナス・トラックとなり、まず7-18は、ブライアン参加の半年ほど前の「リトル・ボーイ・ブルー」名義のリハ音源。
黒人ブルースのカバーと、どっぷりチャック・ベリー漬けの選曲が微笑ましく、これまで様々なタイトルに分散されて収録されてきた同リハ音源が、今回実際のテープ収録順に初めてオリジナルの曲順で収録。因みに大元が家庭用テープレコーダーによるアマチュア録音ゆえ、今回のリマスタリングで劇的な向上はしていないものの、トラックごとの音質、音量のばらつきや、音よれは解消。
そして19は、2016年にオークションに出品され大きな話題となった、1964年IBCの未発表テープからで、実際の収録はロンドンのDE LANE LEAスタジオながら、テープのオーナーがIBCスタジオのゴミ箱から持ち帰ったとされるリール・テープに、4曲未発表の初期ストーンズのアウトテイクが収録されており、今回そのサンプラー・テープに30秒ずつ収録されたレア音源を高音質で収録。まず”AS TEARS GO BY”の2種類のテイクは、オフィシャルとは異なり、ビルとチャーリーのリズム隊が加わり、キースはアコースティック・ギター、ブライアンはエレキ・ギターでミュートしたフレーズをプレイ。また”CONGRATULATIONS”は「12X5」に収録のものとは完全に異なるアーリー・テイクで、さらにラストの”NO ONE LOVES YOU MORE THAN ME”は、これまで一切聞くことのできなかった初期ジャガー=リチャード作の若々しいオリジナル・ナンバー。
以上、UK:デッカ時代のアンソロジー・アイテムは、ここ数年でも多数の形態でのリリースが目立ったものの、いずれもMP3フォーマット等の劣化したファイル形式のマスタリングでのリリースで、キチンとしたオーディオ環境で聴いた場合、旧譜やオリジナル・テープと比較して、明らかに高音域がキツくビットレートの低い音質への劣化が目立っていたのが現状。そしてそれらの事情を踏まえ、本盤ではマスタリングにこだわり、従来よりも聴きやすいのはもちろん、また特にこの時期の音源に多い、不正確なテープ・スピードに関しても念入りに補正。まさにブライアン・ジョーンズ期の音源再評価にも繋がるコンピレーション・アイテムとして、ファンはやはり必携のコレクターズ・エディション。
DISC 1 : 1 ROAD RUNNER (IBC STUDIOS, LONDON, MARCH 11, 1963) 2 BABY WHAT’S WRONG (IBC STUDIOS, LONDON, MARCH 11, 1963) 3 BRIGHT LIGHTS, BIG CITY (IBC STUDIOS, LONDON, MARCH 11, 1963) 4 DIDDLEY DADDY (IBC STUDIOS, LONDON, MARCH 11, 1963) 5 MEMPHIS, TENNESSEE (BBC SATURDAY CLUB, OCTOBER 26,1963) 6 ROLL OVER BEETHOVEN (BBC SATURDAY CLUB, OCTOBER 26,1963) 7 MEMPHIS, TENNESSEE (LONDON, FEBRUARY – MARCH 1964) 8 IT SHOULD BE YOU (REGENT STUDIOS, LONDON, NOVEMBER 20 – 21, 1963) 9 I GET AROUND (REGENT STUDIOS AND DECCA STUDIOS, LONDON, JUNE 29 – JULY 7, 1964) 10 BEAUTIFUL DELILAH (BBC SATURDAY CLUB, APRIL 18, 1964) 11 ANDREW’S BLUES (REGENT STUDIOS, LONDON, FEBRUARY 4, 1964) 12 SPECTOR AND PITNEY CAME TOO (REGENT STUDIOS, LONDON, FEBRUARY 4, 1964) 13 DOWN IN THE BOTTOM (CHESS STUDIOS, CHICAGO, JUNE 11, 1964) 14 TELL ME BABY (CHESS STUDIOS, CHICAGO, JUNE 11, 1964) 15 HI-HEEL SNEAKERS (CHESS STUDIOS, CHICAGO, JUNE 11, 1964) 16 DON’T LIE TO ME (BBC SATURDAY CLUB, FEBRUARY 8, 1964) 17 AIN’T THAT LOVING YOU BABY (BBC TOP GEAR, JULY 23, 1964) 18 LOOKING TIRED (RCA STUDIOS, LOS ANGELES, SEPTEMBER 6, 1965) 19 STEWED AND KEEFED (CHESS STUDIOS, CHICAGO, JUNE 10, 1964) 20 FANNIE MAE (BBC SATURDAY CLUB, SEPTEMBER 18, 1965) 21 THE LAST TIME (BBC TOP GEAR, MARCH 6, 1965) 22 BLUE TURNS TO GREY (PYE STUDIOS AND DECCA STUDIOS, LONDON, AUGUST 31 – SEPTEMBER 4, 1964) 23 YOU’VE JUST MADE MY DAY (REGENT STUDIOS, LONDON, JUNE 24 – 26, 1964) 24 MOTHER’S LITTLE HELPER (RCA STUDIOS, LOS ANGELES, DECEMBER 3 – 10, 1965) 25 HAVE YOU SEEN YOUR MOTHER, BABY, STANDING IN THE SHADOW? (RCA STUDIOS, LOS ANGELES, AUGUST 3 – 11, 1966)
DISC 2 : 1 2000 LIGHT YEARS FROM HOME (OLYMPIC SOUND STUDIOS, LONDON, JULY 2 – 22, 1967, TAKE 15 EXTRA SE) 2 LOVING SACRED LOVING (THE END / OLYMPIC SOUND STUDIOS, LONDON, SEPTEMBER 4 & 8, 1967) 3 SHADES OF ORANGE (THE END / OLYMPIC SOUND STUDIOS, LONDON, NOVEMBER 8, 1967) 4 THE LANTERN (OLYMPIC SOUND STUDIOS, LONDON, JULY 2 – 22, 1967, BELL SOUND ACETATE) 5 CITADEL (OLYMPIC SOUND STUDIOS, LONDON, JULY 2 – 22, 1967, TAKE 34 EXTRA PIANO) 6 BRIAN’S FATHER ABOUT BRIAN
[BONUS TRACKS]
7 AROUND AND AROUND 8 LITTLE QUEENIE #1 9 BEAUTIFUL DELILAH #1 10 LA BAMBA 11 GO ON TO SCHOOL 12 I AIN’T GOT YOU 13 I’M LEFT, YOU’RE RIGHT, SHE’S GONE 14 DOWN THE ROAD APIECE 15 DON’T STAY OUT ALL NIGHT 16 JOHNNY B. GOODE 17 LITTLE QUEENIE #2 18 BEAUTIFUL DELILAH #2 19 BITS AND PIECES : DE LANE LEA STUDIOS 1964
(LITTLE BOY BLUE AND THE BLUE BOYS, HOME REHEASALS, LATE 1961)
20 AS TEARS GO BY #1 21 AS TEARS GO BY #2 22 CONGRATULATIONS 23 NO ONE LOVES YOU MORE THAN ME
(DE LANE LEA STUDIOS, LONDON, MARCH 11, 1964)

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