22年前の本日、10月1日Joe’s Garageはオープンしました。
今の烏丸ではなく、京大農学部にほど近い今出川通りに面した場所にひっそりと。
当時はやはり場所がらか、京大生を中心に学生さんが多く、各大学の軽音や音楽サークルの
人たちの出入りが多かったと記憶しています。
何より思いだして勝手にびっくりしたのはオープン当初、CDは確か1枚もなく、
オール・レコード! でした。
狭い店内をレコードがぎっしりと占めていて、人と人がすれ違うのがやっと・・という状態で。
あと、西部講堂が近かったせいもあり、そのて(どのて?)の関係者やミュージシャン。
そしてイベントがある時は、ライブを見に来たついでにって方も多かったです。
あれから20年あまり経ち、ショップのサマも変れば、京都という街全体も
大きく変化したと感じます。古き良き時代とかを回顧し、美化するつもりも、
懐古するつもりは全くありません。進化の恩恵を受けこうしてネットなども
フル活用できる今の時代を、最大限有効利用すべきだと思ってます。
でも、ふとまだショップ内に並んでいるレコードが目に入ると、
CDもDVDもネットも無かったあの頃がちょっと懐かしく感じるのも本音です。
今やきっと会社勤めや所帯持ち、あるいはプロ・ミュージシャンになっている人たちも、
当時はまだ高校生や大学生だったりして、そんな彼らがスパスパっとレコードをエサ箱から
引っ張り出し、時に静止してジャケットを凝視している姿が思い起こされます。
配信やネット流通の普及もあり、全国的に存続が危ういとされるレコード・ショップ。
先の先まではわかりませんが、とりあえず今は23年目も無事迎えられるよう、
日々頑張ろう・・と思う次第です。皆様あってのJoe’s Garageです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
⇒今から8年ほど前だったか・・まだトリオだった頃の『くるり』。
学生時代はよく通ってくれてました。とにかくジャンル問わず、めちゃくちゃよく
知ってるなあって思ったのを記憶してます。