Skip to content

2009年ビートルズ祭り(?)!

mccd128.jpg
◆ THE BEATLES / EARLY BEATLES AROUND U.K. 1962-1964 (2CD+TOUR PROGRAM) 本タイトルを含むビートルズのレア・アイテムはこちらから
リマスター・リリースされた16タイトルのアルバムが、
すべてオリコン100以内にランクインするという空前のブームの中、
レア・コレクターズ・アイテムも便乗(?)して各種リリース。

ミスター・クローデル・レーベルのライヴ・クロニクル・シリーズから、初登場イーストハム公演を含む、初期ビートルズのコンピレーション! 激レアのツアーパンフ・レプリカ付!
1962年8月のキャバンクラブでの出演から、1964年1月のロンドン・パラディウム公演まで、渡仏前のイギリス国内ツアーのライヴ音源を集めたもので、初期にスポットを当て、勢いある演奏の数々を余すところなく収録した最強のコンピレーション。まずDisc:1は1962年8月22日のキャバンクラブでの演奏を2テイク。この演奏は最初期の音源・映像として古くから有名ですが、映像にいくつかのバージョンがあるのと、音源にも微妙な違いがあることが判明。また9月5日に再収録された「Some Other Guy」は、グラナダTVが音声のみ改めて収録したもので、音質も8月22日に録音されたものより格段にUP。またこの時の演奏は前後の長さが異なるものがありましたが、本作に収録のものはその前後とも長い最長バージョンです。そして1962年10月と言われているキャバンクラブでのリハーサルは、初期のブルージーな「I Saw Her Standign There」が貴重で、ハーモニカが入っているアレンジに驚かれることでしょう。その他は、当時のテレビ出演時のライヴ、「People And Places」「Pops And Lenny」などでの演奏、1963年8月27日サウスポートでのライヴなどが収録。マーク・ルイソンの全記録などで記載されてはいたものの、実際の音を聴くのはこれが初めてと言う人も多いはず。最後は1963年10月13日のロンドン・パラディウム公演を4種類の現存ソースでそれぞれ収録。ビートルズ自身が語るところによると、このロンドン・パラディウム公演が世界へ打って出る意識的転換となったと言われる重要なコンサート。イベントの性質上、わずか数曲のステージではありますが、イントロダクションからエンディング・テーマまでを完全収録に加え、ソース違いも全て収録。
そしてDisc:2には本作の目玉、初登場イーストハム公演を収録。当時のコンサートはおよそワンステージ20分から30分程度だったと考えられますが、ここで聴くことの出来るのは9分あまり。しかし頭から9分ではなく、ところどころ拾って録音されているので、コンサートのおおよその流れをつかむことができます。司会者のアナウンスから「I Saw Her Standing There」で始まるコンサートは、今までこの時期のまとまったライヴ音源が皆無だったことを考えると、ビートルズの歴史を紐解く非常に貴重なものだというのがわかります。特に珍しいのは「You Really Got A Hold On Me」で、この曲のライヴ・ヴァージョンというのはBBCやスゥエーデンなどでのスタジオ・ライヴしかなく、純粋にコンサート・ステージでのライヴ・ヴァージョンとしては唯一のテイクになるもの。その他1963年11月16日ボーンマス公演、1963年11月20日マンチェスター公演も複数ソースをそれぞれ別に収録。テレビ番組『Morecambe And Wise Show』はアンソロジーにも収録されたため、今となっては有名なテレビ出演ですが、アンソロジーに収録の際にカットされた「All My Loving」や「I Want To Hold Your Hand」なども収録した番組の完全盤。さらにソース違いで、1963年当時の放送音源なども交え、3種類のソースでこの番組でのライヴを収録。さらに1963年12月7日リバプール・エンパイア公演は、オフラインとオンラインの両方の音源が知られていますが、ここに収録の4曲は何と当時会場で録音されたオーディエンス音源。断片かつ音質も良くありませんが、貴重なドキュメントとして収録。そしてこのセットの最後を締めくくるのは、1964年1月12日ロンドン・パラディウム公演。前年の初々しい出演時と比べると、堂々貫禄いっぱいな演奏。本作には世界へ出る前のビートルズが徐々にビッグな存在になっていく過程を伺い知ることのできる貴重な史料的価値にあふれたもので、1962年から1964年の英国内でのコンサートを余すところなく収録。さらにレアなツアーパンフのミニチュア・レプリカ付。またインナーにはそれぞれの収録時の写真が掲載されていますので、インナーを見ながら、この音源を聴き進めていける永久保存のプレスCDにてここに。

Published innew in store!