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月別: 2009年11月

トム・ヨーク、09年最新ソロライブ映像!

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◆ THOM YORKE / THE ERASER LIVE 2009 (2DVDR) この商品はこちらから
2009年「IN RAINBOWS」ツアー終了後、トム・ヨークがレッチリのフリーらと新バンドを結成!という衝撃のニュースが世界中を駆け巡った中、その貴重なライブ映像、及びトムが全く一人によるソロ・パフォーマンスを披露したイベント・ライブでの映像をカップリング収録。まずDisc:1には、ロスのオフィウム・シアターにおいて、10月2,4,5日と3日間にわたり(2日はウォーム・アップ・ギグ)、トムのソロ・アルバム・プロモーションのため結成された新バンドによるライブの模様を、良好オーディエンス・ショットにてコンプリート収録。メンバーは以前からトムとの競演を熱望していたフリー、BeckやREM作品で知られるジョーイ・ワロンカー、そしてプラジル人パーカショニスト、マウロ・レフォスコによる4人で、内容はトムの初ソロ・アルバムとなった「The Eraser」から全曲と新曲、さらにレディオヘッドのナンバーも1曲セルフ・カバしているトータル73分。画質クオリティーは会場からのワンカメラによる映像ゆえ、ブレや人の影になる箇所がやや気になるものの、音質はかなりクリアーで始終安定しており、ネット映像等と比較すればクオリティーはかなり上。さらにウェブ等では当日のライブ全16曲のうち5曲が未収録だったのが、本タイトルではウォーム・アップ・ギグとなった10月2日のオーディエンス映像から、未収録パートをきちんと当日の曲順に補填しており、そのあたりも全く違和感なく、この貴重なパフォーマンスを完全再現。そして内容の方は、ライブ本編は”The Eraser”の楽曲をメインとし、全編アルバムとは違ったアプローチで、特にリズム隊によるビートの変化は顕著で、よりビートの効いたトライバルなサウンドに変化。そのより肉体的でダンサブルな演奏は刺激的かつ、民族音楽のようなビート、そしてアルバムでも聴けた電子音の絡みは新たなトムの試みでもあり。中でもビート面で大きな変化を遂げた”The Clock”、ビートも電子音も大胆なアレンジを施された”And It Rained All Night”、そしてフリーのベースによってよりファンキーさが増した”Harrowdown Hill”、そしてトライバルなダンス・ミュージックへ変貌を遂げた”Cymbal Rush”、さらに本編ラストの”Cymbal Rush”の演奏は圧巻で、観客の盛り上がりも最高潮。その後、アンコールにおいてもまずトムがソロで登場、レディオヘッドの新曲として取り組んでいる”Lotus Flower (Moon Upon A Stick)”を含む3曲を弾き語りで披露。そして再びバンド編成で登場し、レディオヘッドの「Paperbag Writer」や、12インチシングルとダウンロードのみでリリースされた新曲2曲を演奏し終了という、フリーとの夢の共演のみならず、素晴らしい内容によるファン必見アイテム。
さらにDisc:2には、この2ヶ月半前となる7月16日から19日までイギリス、サフォークで行われた「Latitude Festival」の最終日19日にトムがソロで出演した際の模様を、ワンカメラながら、超クリアーなAランク・オーディエンス・ショットにてコンプリート収録。こちらもピアノによる”The Eraser”からスタートし、ソロ・ナンバーや、レディオヘッドの楽曲などを全編キーボードとアコースティック・ギターによる弾き語りでプレイしており、特に新曲となる”The Present Tense”はトロントやメキシコでのサウンドチェックのみで披露されていた超レア・テイク。さらにボーナス映像としてレディオヘッドで出演した8月30日レディング・フェスのライブを、同年10月にBBCが再オンエアーしたオフィシャル・クオリティー、プロショットにて追加収録。こちらは以前に放送されたものに比べ時間は短いながら、そこでは未オンエアーだった”2+2=5”を収録しているので要チェックの、トータル93分。計2時間40分に及ぶ、トムのソロ・パフォーマンスの集大成がここに。