◆ VARIOUS ARTISTS / POP ITALIANO 1972 (3CDR) この商品はこちらから
70年代初頭のイタリアン・プログレッシヴ・ロックの祭典として知られる、伝説のイベント・フェス「CONTROCANZONISSIMA : POP ITALIANO 1972」が、近年イタリアで再オンエアーされたラジオ・オンエアー・ソースより、マスター・クオリティー、サウンドボードにて収録。
まずこの一大フェスは1972年1月28日イタリア、ローマのパイパー・クラブにて開催されたもので、その出演者はニュー・トロルスをメイン・アクトとする、若きイタリアン・ロック・バンドがなんと10バンド登場。そしてその中に、ザ・トリップ、レ・オルメ、PFM、そしてオザンナと、この後イタリアン・プログレ史に名を残すグループが多数出演していたことで、後世まで語り継がれており、その貴重なライブ音源が、このクオリティーで発掘されたことはまさに奇跡的と言えるもの。
そしてさらに驚くことにこの代表的なバンドの演奏が全てキチンと収録されており、まず最初のザ・トリップは、フリオ・キリコ加入前の4人編成時で、前年リリースされた「カロンテ」からのナンバーを中心にギターとハモンドを主体としたヘヴィ・サイケな演奏を披露。
そして続くレ・オルメは同年リリースされた「コラージュ」からタイトル・ナンバーを含めて3曲を披露し、そのキース・エマーソンを彷彿とさせるオルガン・ワークから「イタリアのEl&P」と呼ばれただけにラストラストはナイスの「ロンド」でエンド。
そしてハイライトのひとつPFMは、ファースト「幻想物語」が同月にリリースされた直後の時期で、その名を初めてイタリア全土に知られることになった、まさに本格的バンド・デビューとして初ライブとなるもの。よってセットは全て同アルバムからのナンバーで、特に「ハンスの馬車」でのマウロ・パガーニの初々しいヴァイオリン、フルート演奏は必聴。
さらに続くオザンナは、1&2枚目のナンバーはもちろん、なんと翌年にリリースされるサード「パレポリ」から、すでに「熱いとき」や組曲「すばやい獣たち」をプレイしており、ヘヴィなギターに絡むサックスや土俗的メロディがすでに確立され圧倒的なプレイを展開。
そしてラスト、メインとなるニュー・トロルスは、当時結成5年目となる、イタリアン・ロック界の草分け的存在だっただけに、観客の盛り上がりも最高で、そのライブ内容も前年にリリースされ最高傑作と称された「コンチェルト・グロッソ」からも「アダージョ」はセットインしているものの、どちらかといえば、同年リリースの「サーチング・フォー・ア・ランド」に近いアプローチによる演奏で、英語曲が多いのも特徴。そして時代背景もあり、ツェッペリンを彷彿とさせるブリティシュ・ハード的ナンバーも多く、「ブライト・ライツ」のヘヴィ・リフはもろゼップ、「「マディ・マダリエン」はパープル風。「トゥ・エディフエ」はエレガントなゼップ風大作、そして「ライイング・ヒア」の変拍子リフはジミー・ペイジ・スタイルと、随所にその影響が。
まさに2011年に開催された「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェス」の原点となるイベントであり、この貴重な記録を何と3時間40分にわたり収めた、全プログレ・ファン必携マスト・アイテム。
DISC ONE :
(THE TRIP)
01. Introduction/02. Caronre (pt.1)/03. Two Brothers/04. L’ Ultima Ora e Ode a J.Hendrix/05. Fortuna
(LE ORME)
06. Introduction/07. Collage/08. Sguardo Verso Il Cielo/09. Evasione Totale/10. Cemento Armato/11. Rondo
DISC TWO:
(P.F.M)
:01. Introduction/02. E’ festa (Celebration)/03. Dove e Quando (Incl “assoli & improvvisazioni”)/04. La Carrozza Di Hans
(OSANNA)
05. Introduction/06. Animale senza respire (pt.1 – incomplete)/07. In un vecchio cieco
DISC THREE:
(OSANNA)
01. Animale senza respire (pt. 2 – strumentale)/02. Oro caldo
(NEW TROLLS)
03. Introduction/04. Bright Lights/05. Muddy Madalein/06. To Edith/07. Adagio (Shadows)/08. A Land To Live A Land To Die/09. Lying Here (pt.1)/10. Assolo di chitarra/11. Lying Here (pt.2)/12. Assolo di batteria & finale
[Controcanzonissima : Live At Piper Club, Roma, Italy January 28th 1972 :Soundboard Recording]