◆ BILLY COBHAM / LIVE ECLIPSE (2CDR) この商品はこちらから
マハヴィシュヌ・オーケストラ離脱後の1974年、3作目のリーダー・アルバム『Total Eclipse』リリース後となる、11月3日サンフランシスコのグレート・アメリカン・ミュージック・ホールにおけるライブを、現地KRE-FMブロードキャストによる、マスター・クオリティーにて94分にわたりコンプリート収録。この時期、サウンドの路線としてはソロ・デビュー作『Spectrum』や同年の『Crosswinds』延長線上といった、プログレ色も強いコンセプチュアルなサウンドながら、ライブにおいては、やはりコブハムの手数足数の多さと、ツー・バスでの圧倒的なパワー、そして怒濤の如く繰り出される超絶技巧の嵐が吹き荒れており、のちのライヴ盤『Shabazz』以上にすさまじいプレイの連続にただ呆然。
そしてメンバーも1970年にドリームスというグループに一緒に参加していたブレッカー・ブラザーズと、ギターのジョン・アバークロンビーら、強力な布陣によるもので、まずオープニングは、ずっしりと重厚なリズムに怒濤のタム&スネア・フレーズの嵐を織り交ぜた”Moon Germs”からスタート。ブラス・ロック感覚によるブレッカーの演奏が素晴らしく、その後もパワフルなホーン・アンサンブルとアバークロンビーのギター・ソロが印象的な”Solarization”や、メロウな雰囲気のオープニングから骨太のリズムにチェンジする”Total Eclipse”など、同アルバム・ナンバーはいずれも聞きどころばかり。そしてラジオMCをはさんだラストは、後の1980年にリリースされたライブ・アルバムでもおなじみの”Flight Time”で、ここではメイン・テーマの後、コブハムの怒濤のドラム・ソロを大フューチャー。そしてその音数の多いフレーズによる、彼独特のドライヴ感やグルーヴはまさに唯一無比。
なお、同年7月のモントルー・ジャズ・フェスでのパフォーマンスは映像も存在するものの、メンバーも若干違い、あちらは『Crosswinds』主体のセットで、さらに強靭かつロック色の強いものとなっており、しかも若き頃のジョン・アバークロンビーのプレイは、ジョン・マクラフリンを彷彿とさせる超絶技巧の爆発プレイゆえ、マハビシュヌ・ファンにも必聴と言える、クロスオーバーを超えた圧倒的演奏を、オフィシャル・クオリティーでここに。
Disc One : 01. Moon Germs 02. Snoopy’s Search 03. Red Baron 04. Shabazz 05. Solarization 06. Total Eclipse
Disc Two : 01. Radio DJ MC 02. Flight Time
[Recorded At Great American Music Hall, San Francisco, California, USA November 3rd 1974 : from KRE-FM on Broadcast / soundboard master]
Billy Cobham – drums / John Abercrombie – guitar / Doug Rauch – Bass / Micho Leviev – Keyboards / Glen Ferris – Trombone / Michael Brecker – sax / Randy Brecker – Trumpet
ジャズ&ロック・ファン必聴、ビリー・コブハム絶頂期!
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