◆ DEEP PURPLE / BUDOKAN 1973 (プレス2CD+1CDR) この商品はこちらから
2度目の来日を果たした1973年ジャパン・ツアーより、伝説の6月25日、日本武道館を、大元となるカセット・マスターから過去最高のクオリティーにて、90分にわたり収録したタイトルが限定2CDプレス盤にてここに。
まず1972年の初来日を収めた「LIVE IN JAPAN」が世界的に注目を集めての再来日で、日本公演でもハイライトとなる武道館初日のライブは、「観客がライヴを楽しんでいるように思えなかった」というメンバーの理由でアンコールを拒絶したため、観客が激怒し、大暴動が起きてしまうことに。そしてそのため、翌26日は中止にならざるを得なかった伝説の公演となるもので、そんな歴史的シーンを収めた本作の大元は、アナログ盤時代に「CHAOS AT A CONCERT/BEDLAM IN A BED-SIT」のタイトルで知られた名音源のカセット・マスター。
そしてそのオリジナル・マスターとなるカセットが発掘され、それをダイレクトCD化したもので、冒頭のチューニング・シーンなど既流通より長く、それ以上に壮絶なのは、何と言っても最後の大暴動シーンを50秒ほど収録しているところ。コンサート本編の終了と共に一度録音は中断されるも、暴動が発生した後で再開され、会場の騒乱がハッキリと聞こえるもので、炸裂音や、イスを破壊している音から、興奮した観客の悲鳴や絶叫まで、本邦初公開となる衝撃テイク。なおもちろんライブ・サウンドも、マスター・カセットならではの鮮度によるもので、2度目の来日公演の中でももちろんトップクラス。
メンバーが低調だったと言われるほど、悪い演奏ではなく、ギランは冒頭「Highway Star」から強烈なシャウト、ジョン・ロードは初夏にも関わらず「きよしこの夜」をはさんだり、リッチーも「Strange Kind Of Woman」イントロで、この時期には珍しいバッハの「ガヴォット」を聴かせたりとリラックス・ムード。さらに後半でもキーボードソロで「草競馬」「ハッピー・バースデイ」を挿入したり、「Space Truckin’」のインプロでも、リッチーが「グリーンスリーヴス」を入れてくるなど、遊び心も盛りだくさん。それでも現実にアンコールは行われず、大暴動は起きてしまったという、その模様を生々しく記録した、近年における大発掘タイトルを、永久保存プレス2CDにて。
さらに初回限定リリース分のみに、今回の大元になった、最高の状態で残っていたアナログ盤「CHAOS AT A CONCERT / BEDLAM IN A BED-SIT」を、ダイレクト収録したCD-Rも追加収録。
本タイトルは当時アナログということで収録時間の問題で、「Highway Star」「Child In Time」「Lazy」「Space Truckin’」の4曲を曲順もバラバラに収録されたもの。再生すると、アナログならではの暖かみのあるサウンドで、この最高にして最悪だった武道館ライヴが蘇る、こちらも一聴の価値ありの逸品。
Disc 1 : 1. Intro. 2. Highway Star 3. Smoke On The Water 4. Strange Kind Of Woman 5. Child In Time
Disc 2 : 1. Keyboard Solo 2. Lazy 3. Drum Solo 4. The Mule 5. Space Truckin’ 6. Riot After The Concert
Limited CD-R : 1. Lazy 2. Child In Time 3. Highway Star 4. Space Truckin’
[Live at Budokan, Tokyo, Japan 25th June 1973]
Ian Gillan – Vocal / Ritchie Blackmore – Guitar / Roger Glover – Bass / Jon Lord – Keyboards / Ian Paice – Drums