◆PINK FLOYD / ASTRAL NAVIG/ATION (プレス2CD) この商品はこちらから
初期フロイドの究極のレアリティーズ・コンピレーションが、完全限定ロー・プライス、プレス2CDにて。
オフィシャルのボックスからは漏れたアウトテイクなどを、シド・バレット在籍時の音源をメインに、初収録となる音源も含めて、全トラック、マスター・クオリティーにて収録したコンピレーション・アイテム。
しかもフロントジャケは二つ折りで、内側には曲目の詳細なクレジットを記載し、さらにミニカードも付属。
なお海外リリースによる少数入荷ゆえご希望の方はお早めに。
DISC ONE :
01. Arnold Layne (Acetate) : 90年代からSophisticated Colours (CD)(DIYE 18)などのコレクターズ盤により定番中の定番であったアセテート盤音源。今回はネットのHarvestedからのリマスター収録。イントロがフェードインし中間部がカットされているのはSophisticated Coloursなどと同様。 本アセテート(とCandy And A Currant Bun: Tr.10参照)を以て フロイドはEMIとのレコーディング契約を交わしたとされる。
02. Arnold Layne (Simulated Stereo Mix #1)
03. Arnold Layne (Simulated Stereo Mix #2)
: 1992年の”Shine On” CD Boxにてリアル・モノラルのシングル集がCD化されるまでは定番であった、さまざまな公式疑似ステレオミックス。”Shine On”ボックス以降の公式リイシューではオリジナルに準拠したリアル・モノラル・ミックスでの収録が標準化されたことで、近年では疑似ステレオが使用される事が一切なくなり、レアリティーズ音源としての位置づけがより明確となったと言うもの。
Tr.2は独 “Masters Of Rock” LPより。Tr.3はオーストラリアでのみ早くからCD化されていた”Relics”CDからの収録。ここでは互いに若干ながら疑似ステレオ処理の違いが確認できる。
04. Arnold Layne (Multitrack, Partial #1)
05. Arnold Layne (Multitrack, Partial #2)
06. Arnold Layne (Multitrack, Partial #3)
07. Arnold Layne (Multitrack, Partial #4)
08. Arnold Layne (Multitrack, Partial #5)
09. Arnold Layne (Simulated Stereo, Partial, Fake)
: 2011年にBBC Radioで放送された番組から。ここでは貴重な初公開マルチトラックを操作する様子が収録されており、部分的ながらも単独で各パートが聞けると言うのが驚きもの。終始ナレーターが被るのが惜しまれますが、ベースやドラムのパーツ、フレーズなどが鮮烈な印象をもって聞くことができる。Tr.9はそのマルチトラックを利用して30秒ほどをステレオ・リミックスしてみたフェイク素材。
10. Candy And A Currant Bun (Acetate, Alternate Lyrics) : Tr.1同様に90年代初期にSophiscated Colours(DIYE 18)でCD化以降、定番のアセテート盤で、オフィシャルとは歌詞が異なり、リリース用には改めた歌詞で録り直された。ここでも中間部がカットされている。本トラックはネットのHarvestedからのリマスター収録。
11. Candy And A Currant Bun (Simulated Stereo Mix) : この楽曲の疑似ステレオミックスは意外とレアで、過去のCDアイテムでも殆ど未収録。 これは90年代アイテムの定番元ネタCD “Rarities On CD”に収録されていたのが元々モノラルミックスだったため。 本トラックは”Masters Of Rock” LPからの収録。
12. Candy And A Currant Bun (Multitrack, Partial #1)
13. Candy And A Currant Bun (Multitrack, Partial #2)
: Tr.4-8と同様に貴重なマルチトラックを部分的に操作する様子を収録。
14. Let’s Roll Another One (1967 Rehearsal) : 近年になり流通したと思われる音源で、音質はHome Demo風の域を出ない厳しい音質だが、それでも十分貴重な’67年初期の演奏。
15. See Emily Play (Acetate #1 Different Ending) : 近年になり流通したアセテート盤。リリース盤との違いが明確で、エンディングが異なり、リリース盤では聞こえないギターがオーバーダブされている。
16. See Emily Play (Acetate #2) : 90年代にリリースされたアイテムに定番的に収録されていたアセテート盤。リリース盤よりもエンディングのフェードアウトが早い。
17. See Emily Play (Simulated Stereo Mix #1)
18. See Emily Play (Simulated Stereo Mix #2)
19. See Emily Play (Simulated Stereo Mix #3)
: 本盤Tr.2-3同様に1990年代初頭まで定番であった疑似ステレオミックス。疑似ステレオ処理は各国独自に行われるのか、どれもが互いに異なる処理がなされ、結果様々なバージョンが存在することになったため、把握はかなり困難な状況。Tr.17はレアな初期US 1st LPタワー盤からの収録で恐らく世界初CD化。Tr.18は独”Masters Of Rock”LPからの収録。Tr.19はオーストラリア “Relics” 80年代リリースCD盤からの収録。
20. Flaming (US Single Mono Mix) : 1967年当時、アメリカでは3rd シングルに”Apples And Oranges”の代わりにこちらが独自にミックスされシングルカットされたとされる。残念ながら今回原盤シングルが入手できなかったため、ここでは定番”Rarities On CD”をリマスタリングしノイズ除去とピッチ修正を行う。同曲はUSタワー盤 1st LPには未収録で、またUS 1stのモノラル盤LPは、ステレオミックスをモノラルにミックスダウンしたものらしいので、このシングルもそれが正体ではないかといわれるもの。
21. Interview & Interstellar Overdrive (1967 CBC Interview & Outtake, Partial) : カナダのCBCラジオによるインタビューで、ロンドンのCBCスタジオで収録されたとされる。インタビュー中に、星空のドライブの初期アウトテイクが挿入されている。インタビューを含め本音源そのものは古くから様々なアイテムに収録されたもので、録音日等に関する詳細は未だ確定していないものの、近年は67年1月録音とされてことに。
22. Astronomy Domine (1967 Outtake, Partial)
23. Interstellar Overdrive (1967 Outtake, Partial)
24. Scarecrow (1967 Outtake, Partial)
: BBCで放送されたとされる1stアルバムからのアウトテイクの断片で2000年代に入り流通したと思われる、 本当に部分的なパーツ。
25. Sunshine (1967 Outtake, The Last Section of “Matilda Mother”, Partial) : “Matilda Mother”の追加セッションとされている短い断片。”Sunshine”と言うクレジットで別の短いビートの利いたインストが収録される場合があるが、それは恐らくクレジットミスであり、それは実際は”Experiment”(本盤Disc2 #18参照)のことであると判断し、今回のクレジットとすることに。
26. Matilda Mother (Live at UFO Club 27th Jan. 1967, Partial #1)
27. Matilda Mother (Live at UFO Club 27th Jan. 1967, Partial #2)
28. Interstellar Overdrive (Live at UFO Club 27th Jan. 1967)
: イギリスのGranada TVの番組からの抜粋収録。2016年の大型ボックスに”星空”のナレーションが被る映像が収録されているが、ここではボックス未収録の”Matilda”の断片2種とナレーションの被らない”星空”を収録。Tr.27の”Matilda”はトレードでは”星空”あるいは”インプロ”とクレジットされている断片音源で、 最後の数秒がテープの早回しでおかしな事に。ここではその早回し部を本盤独自に修復すると、”Matilda”の歌詞一節を歌っていることが確認できたというもの。
29. Improvisation (Live at Market Hall, St Albans, 3rd Mar. 1967, Partial) : アングラ映画”Dope”からの演奏シーン。日付クレジットは最近の検証から引用。
30. One In A Million (Live at The Star Club, Copenhagen 13th Sept. 1967) : 古くから定番のライブ音源からの抜粋。かつては音の悪いライブ音源の代名詞だったが、近年になりロージェネレーションの音源が出回ったことで、かなり聞きやすい音質と正確なピッチにて。
DISC TWO :
01. Remember A Day (UK Mono LP)
02. Remember A Day (US Single Mono Edit)
03. Remember A Day (Instrumental, Fake Material)
: Tr.1は現在をもって未だ公式リリースされていない貴重なモノラルミックス。UKモノLP現物からのリマスター収録。Tr.2はネット音源からの収録で、レアなUS独自シングルバージョン。Tr.3は”Remember A Day”という映像からの収録でインストミックスですが、実際はフェイクとされるもの。ここではFake Materialと記載したうえで敢えて収録。
04. Set The Controls For The Heart Of The Sun (UK Mono LP)
05. Set The Controls For The Heart Of The Sun (Belgian Promo Film Mix)
: Tr.4はTr.1同様UKモノLP現物からのリマスター収録。Tr.5は68年にベルギーで放送されたプロモ映像からの独自別ミックス。このベルギーのプロモ・フィルムは2016年公式ボックスにもDVDで収録された中、そこでは通常ミックスに差し替えられてしまっており、ここでもアウトテイクとしての位置づけが明確になってしまったと言う代物。ステレオミックスをモノラルに落とし込んだような質感。
06. Corporal Clegg (Belgian Promo Film Mix)
: Tr.6はTr.1、4同様UKモノLP現物からのリマスター収録。Tr.7はTr.5同様68年のベルギー・プロモ映像からの独自別ミックス。これも2016年公式ボックスでは通常バージョンに差し替わってしまっているもの。エンディングがここでしか聞けない演奏になっており、非常に面白いバージョン。
07. Jugband Blues (UK Mono LP)
08. Jugband Blues (Canadian “A Nice Pair” LP Mix)
: Tr.7はTr.1、4、6同様UKモノLP現物からのリマスター収録。Tr.8はカナダ盤”ナイスペア”LPでのみ聞ける別ミックスとのフレコミでネットにアップされたもので、カセットテープを経由。カナダ盤の同アルバムの1stと2ndイシューにのみ収録されているとされる。しかし該当LPの現物を確認してみると、何故か通常のレギュラーミックスが収録されており、実態は不明の旨クレジットを入れてあります。
09. Scream Thy Last Scream (1974 Stereo Mix)
10. Scream Thy Last Scream (1975 BBC “Breakthrough”)
11. Scream Thy Last Scream (1987 Rough Mix)
: Tr.9-11は定番音源。2016年の公式ボックスにも収録されましたが、そこでは2010年にミックスされたバージョンが収録されたことで、これらかつてのバージョンは真のアウトテイクという位置づけに収まることに。Tr.9のステレオミックスは2000年前後にCDに収録されるようになってきたと思われるもの。Tr.10は1974Mixがラジオで放送されたもののようで、流通するものはモノラルぽい収録。90年代初期のCD”Sophiscated Colours”(DIYE 18)などに収録されているのは恐らくこの75年のバージョン。Tr.11はよくモノミックスとクレジットされて流通しているバージョンですが、ステレオ空間で鳴るモノラル演奏と言った質感で決してモノラルではないよう。74年、75年版に比べ音の鮮度も良く、エンディングの処理が74年、75年版と大きく異なる。シドの1988年のコンピレーション”OPEL”用にマルコム・ジョーンズによりミックスされたとされるもの。
12. Vegetable Man (1974 Stereo Mix)
13. Vegetable Man (1975 BBC “Breakthrough”)
14. Vegetable Man (1987 Rough Mix)
15. Vegetable Man (1967 Mix)
16. Vegetable Man (1967 Rehearsal Jam)
: こちらも2016年の公式ボックスに収録されましたが、やはり2010年にミックスされたバージョンが収録。Tr.12のステレオミックスは音は悪いが90年代のCD”Sophiscated Colours”(DIYE 18)で聞けるものがこれかも知れない。Tr.13は”Magnesium Proverbs”(SD-10)などで聞けたもの。Tr.14は2000年頃になってCD化されるようになってきたと思われる87年ミックス。Scream Thy Last Scream同様にOPEL企画時に取り上げられたものが流通したもの。Tr.15-16は67年のアウトテイクとリハ-サルとされる音源で、ニック・メイスンが69年頃のインタビュー時にラジオで流したものとされる。音質は苦しい。
17. Reaction In G (1967 Outtake) : これは結構珍しい”神秘”録音時のアウトテイクで近年になり流通したもので、1967年8月15-16日の録音とされる。ドイツのテレビで放送された短い断片ですが、ライブではなくアウトテイクをオンエアー。
18. Untitled Instrumental(1967 Outtake, a.k.a. “Experiment”, Partial) :レアリティーズの定番音源で短いインスト音源。”Sunshine”とクレジットされることもありますが、ここでは最新の文献により”Experiment”とクレジット。 正確な収録日は不明ながら今回は67年9月4日とクレジット。
19. In The Beechwoods (1967 Outtake) : こちらは2010年ミックスが2016年ボックスにCDで収録。音は悪いですが、印象が異なるものなので敢えてアングラバージョンで収録。Tr.15-16同様にニック・メイスンが1969年のラジオインタビュー時に流したとされる音源で、1967年ミックスとされる。ここではラジオの音声をマイクで拾ったものが元となっているかも知れません。
20. Green Onions (“Tomorrows World” BBC TV, 12th Dec. 1967) : お馴染みBBC音源。2016年公式ボックスにもDVDで収録されている68年1月に放送されたTV番組からの音源ですが、イントロ的に流れた本トラック部分はボックスでは未収録。
21. Reaction In G (Live at De Oude Ahoy Hallen, Rotterdam, 13th Nov. 1967)
22. Scream Thy Last Scream (Live at De Oude Ahoy Hallen, Rotterdam, 13th Nov. 1967)
: 1967年の有名なライブ音源より、リマスター収録。オーディエンス録音であり、ボーカルがオフながら過去に比べクオリティー・アップ。
23. Silas Lang (Take1, May 1968, NOT PINK) : 過去に1967年フロイドのアウトテイクとして散々収録されてきたアウトテイクですが、実際は1968年のシドのセッション音源がその正体。今回は敢えてその旨クレジットした上で、最後の収録。今後フロイド名義のCDに収録されることは永遠にないハズ。ピアノのピッチがずれていますが、これはピアノのみ元々音のヨレたものミックスされているため。
24. Empty Spaces (Backmasked Message) :昔から有名なWALLのEmpty Spaces中で聞ける逆回転で収録されたメッセージ。既発Magnesium Proverbs(CD)(SD-10)などで聞けたもの。ここでは独自に逆回転処理とメッセージを聞きやすくするためにモノラル処理して収録。
初期フロイド、究極のレア・コンピレーション2CD
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