
MILES DAVIS / DID KEITH PLAY THE TUNE? : COPENHAGEN 1971 (プレス2CD+1DVDR)
1971年ヨーロッパ・ツアーより、名演で知られる11月8日デンマーク、コペンハーゲン公演を、再発掘されたサウンドボード・マスターに、新たに2021年「So What!」レーベル責任監修のもと、最新マスタリングも施し、最終決定盤として永久保存プレスCDにて。
まず故中山康樹氏を含め全てのマイルス愛好家から絶大の信頼を受け、数々の名盤を生み出した伝説のレーベル「ソー・ホワット」の完全監修を受けて、2020年末より限定リリースされている本シリーズは、内容クオリティーの素晴らしさはもちろん、丁寧なリマスタリングに加えてこだわりの帯付アートワーク、美麗なピクチャー・ディスクのプレス盤ということで、海外ファンの間でもすでに大きな話題を呼ぶことに。
そして本シリーズの第4弾は、あの怒涛の1971年1ヶ月に及ぶ秋のユーロ・ツアーより、11月8日コペンハーゲン公演の模様を、近年発掘されたロー・ジェネレーションのブロードキャスト・マスターにプロユースの最新リマスタリングにてコンプリート収録。
もともとのマスターも充分高音質なところに、やや締まりの無かった低音域や全体のバランス調整などを新たなリマスタリング処理を施すことで、間違いなく最上級と断言できるサウンド・クオリティーにて。
そしてライブはいつも通り、パーカッション連打のイントロから突入する”Direction”で快調にスタートし、マイルスのソロもスムーズに流れ、”Honky Tonk”ではゲイリー・バーツもゴキゲンなソロを。そしてこのあたりからキース・ジャレットも絡みはじめ、因みにジャレットが初リーダー・ソロ作『フェイシング・ユー』を録音したのが、このコンサートの2日後。そしてこの時期ライブでの長いソロ・セクションの中で、そのソロ・アルバムの曲のフレーズを弾いたのかどうか?というのがコアなファンの間では近年話題になっており、この日は「イエスターナウ」と「イナモラータ」の間で、それらしきソロを弾いているという情報を踏まえて、本タイトルではそのパートを「キース・ジャレット」としてクレジットし、トラックIDを設けているあたりは、さすがこだわりの「So What!」レーベルならでは。
また序盤”Honky Tonk”の後にクレジットされている「シヴァド」は、マイルスがワウ・トランペットで「ホワット・アイ・セイ」の合図らしきフレーズを繰り出すも、かなり長いインプロゆえ、このタイトルでトラックIDを設けており、因みに「シヴァド」とは『ライヴ・イーヴル』収録のテオ・マセロが1970年セラー・ドア12月19日の公演を編集して生み出したタイトルで、厳密には曲ではないものの、このあたりもファンには納得のところかと。
さらに初回100セット限定で、この翌日11月9日ノルウェー、オスロ公演を、TVオンエアー・マスターからのプロショット映像で収録したDVD-Rをプラス。
こちらはモノクロながら、音声を含めて生々しいリアルなサウンドと画質で、この時期のライブを82分にわたりフル収録。こちらはモノクロながら、音声を含めて生々しいリアルなサウンドと画質で、この時期のライブを82分にわたりフル収録。
以上、今回も「So What!」レーベルが精魂込めて作り上げた本タイトルは、完全限定プレス盤、帯付仕様ゆえ、特にDVD-R付をご希望の方はお早目に。
DISC 1 : 1. DIRECTIONS 2. HONKY TONK 3. SIVAD 4. WHAT I SAY 5. SANCTUARY
DISC 2 : 1. IT’S ABOUT THAT TIME 2. YESTERNOW 3. KEITH JARRETT 4. INAMORATA / SANCTUARY (Closing Theme)
Recorded at Tivoli Konsertsal, Copenhagen, Denmark, November 8th 1971 : soundboard recording / 24bit Digitally Remastering from Radio Broadcast Master]
Limited DVD-R : 01. Directions 02. Honky Tonk 03. What I Say 04. Sanctuary 05. It’s About That Time 06. Yesternow 07. Funky Tonk 08. Sanctuary
[Live At Chateau Neuf, Oslo, Norway 9th November, 1971 :soundboard recording : On Air Norway NRK-TV /Totaltime :82min]
◇Miles Davis – trumpet / Gary Bartz – soprano saxophone, alto saxophone / Keith Jarrett – electoric piano, organ / Michael Henderson – electoric bass / Leon Ndugu Chancler – drums / Charles Don Alias – conga, percussion / James Mtume Forman – conga, percussion