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1978年からの通称『カムバック・セッション』の全貌を、2021年「So What!」レーベル責任監修のもと、最終決定盤として永久保存プレスCDにて。

MILES DAVIS / ROAD TO THE RESURRECTION : COMEBACK SESSIONS (プレス2CD)

1978年から1981年にかけての通称『カムバック・セッション』の全貌を、ベスト・クオリティーのサウンドボード・マスターに、新たに2021年「So What!」レーベル責任監修のもと最新マスタリングも施し、最終決定盤として永久保存プレスCDにて。
まず故中山康樹氏を含め全てのマイルス愛好家から絶大の信頼を受け、数々の名盤を生み出した伝説のレーベル「ソー・ホワット」の完全監修を受けて、2020年末より限定リリースされている本シリーズは、内容クオリティーの素晴らしさはもちろん、丁寧なリマスタリングに加えてこだわりの帯付アートワーク、美麗なピクチャー・ディスクのプレス盤ということで、海外ファンの間でもすでに大きな話題を呼ぶことに。
そして本シリーズの第5弾は、ファンの間では通称『カムバック・セッション』として知られる、1975年から1981年まで音楽活動を一時中断していた中でのスタジオ・セッションの全貌を、プロユースの最新リマスタリングにてコンパイル。
まず1975年に来日し『アガルタ』と『パンゲア』と言う超傑作を生み出したのち、その衝撃も冷めやらぬまま1981年まで活動休止期間へと入ってしまうも、スタジオ・ワークは定期的に行っており、気が向けばスタジオに入ってセッションを繰り広げていたことは周知の事実。
そんな中で、まずDisc:1には、1978年3月2日ニューヨークのコロンビア・スタジオBで行われたセッションを収録。ここではまずメンバーが激レアで、ギターはラリー・コリエルに、ベースはTM・スティーヴンス、そしてドラムスはおなじみアル・フォスターで、因みにこのセッションにおいては、マイルス研究家の中山康樹氏いわく「マイルスはコントロール・ブースで指示を出していただけではないだろうか」と記していた中、かなりマイルス的な音色のオルガンが随所で響いており、スタジオのセッションにも参加していたであろうと思われるもの。
そしてそのセッションはアル・フォスターが叩き出すタイトなリズムをバックにラリー・コリエルがかなりハードなギターを弾きまくり、そのサポート的にジョージ・パヴリスらが隙間を埋めていくといった感じで、マイルスのプレイも含めて、とにかくこのメンバーでアルバムが制作されることは結局無かっただけに、まさに幻のセッションとなることに。さらに後半の1981年1月のセッションは『ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン』に収録された「バック・シート・ベティ」のセッションが2テイク収録されており、どちらも10分を超えるロング・ヴァージョンであり、特にテイク2は20分近い熱演にて。
そしてDisc:2は、1980年5月同じくニューヨークのコロンビア・スタジオで行われたセッションで、ここでは後に『ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン』に収録されるはずの「シャウト」のセッションだというのが通説ながら、ほとんど別の曲で、かなり上質かつポップでファンキーなセッションであり、それを完成形に向けて様々なアプローチで試みている様を克明に再現。なお完成度が非常に高いにもかかわらず未発表曲となっているため幻の名曲であり、メンバーもまだマーカス・ミラー参加前で復活ツアーのメンバーが決まるまでの過渡期のセッションと言える、こちらも必聴トラック。
以上、帝王マイルス復活までの軌跡にフォーカスした貴重なセッションを、今回も「So What!」レーベルが精魂込めて作り上げた本タイトルは、完全限定プレス盤、帯付仕様ゆえ、ご希望の方はお早目に。

DISC 1 : 1. MISS LAST SUMMER 2. MISS LAST SUMMER 3. MISS LAST SUMMER 4. MISS LAST SUMMER 5. MISS LAST SUMMER 6. MISS LAST SUMMER 7. MISS LAST SUMMER 8. MISS LAST SUMMER 9. MISS LAST SUMMER 10. MISS LAST SUMMER 11. MISS LAST SUMMER
[Recorded at Columbia Studio B, NYC NY, USA March 2nd 1978]
◇Miles Davis (conduct&organ) Larry Coryell (guitar) Masabumi Kikuchi (keyboard) George Pavlis (keyboard) T.M. Stevens (bass) Al Foster (drums)

12. BACK SEAT BETTY (Alternate Version 1) 13. BACK SEAT BETTY (Alternate Version 2)
[Recorded at Columbia Studio B, NYC NY, USA January 1981]
◇Miles Davis – trumpet / Bill Evans – soprano saxophone / Barry Finnerty – electric guitar / Marcus Miller – electric bass / Al Foster – drums / Sammy Figueroa – percussion

DISC 2 : 1. Session for SHOUT 2. Session for SHOUT 3. Session for SHOUT 4. Session for SHOUT 5. Session for SHOUT 6. Session for SHOUT 7. Session for SHOUT 8. Session for SHOUT 9. Session for SHOUT 10. Session for SHOUT 11. Session for SHOUT
[Recorded at Columbia Studio B, NYC NY, USA May 1980]
◇Miles Davis – trumpet / Bill Evans – soprano saxophone, tenor saxophone, flute / Robert Irving III – electric piano / Randy Hall – synthesizer, electric guitar / Barry Finnerty – electric guitar / Felton Crews – electric bass / Vincent Wilburn – drums / Sammy Figueroa – percussion

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