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「So What!」レーベル責任監修によるレア・シリーズから、1970年11月15日エレクトリック・ファクトリー公演を、ベスト・クオリティー音源と映像で。

MILES DAVIS / EVIL IN ELECTRIC FACTORY / ELECTRIC FACTORY 1970 – DEFINITIVE EDITION (プレス2CD+LTD. DVD-R)

2022年「So What!」レーベル責任監修によるレア・シリーズ第16弾は、1970年11月15日フィラデルフィア、エレクトリック・ファクトリー公演を、ベスト・クオリティーの音源と映像にて、最新マスタリングも施し最終決定盤として永久保存プレス盤にて。
まず故中山康樹氏を含め全てのマイルス愛好家から絶大の信頼を受け、数々の名盤を生み出した伝説のレーベル「ソー・ホワット」の完全監修を受けて、2020年末より限定リリースされている本シリーズは、内容クオリティーの素晴らしさはもちろん、丁寧なリマスタリングに加えてこだわりの帯付アートワーク、美麗なピクチャー・ディスクのプレス盤ということで、海外ファンの間でもすでに大きな話題を呼ぶことに。

そして本シリーズの第16弾は、1970年10月のフィルモア・ウエストと12月のセラー・ドアを線で結ぶ、11月15日フィラデルフィアのエレクトリック・ファクトリーでのライブを収録。
まずこの年はバンド・メンバーの入れ替わりが激しくマイルス・バンドの過渡期ともいえる時期で、同年初頭はウェイン・ショーター、チック・コリア、デイヴ・ホランド、ジャック・デジョネットにアイアート・モレイラだったところにジョン・マクラフリンも加わり、4月にはウェイン・ショーターはデイヴ・グロスマンにチェンジ。そして6月フィルモア公演ではキース・ジャレットが加わり、コリアとのツイン・キーボード体制になり、8月のワイト島の頃にはグロスマンに替わりゲイリー・バーツが参加。
その後にコリアが抜けキースがエレピとオルガンの二刀流になり、デイヴ・ホランドがマイケル・ヘンダーソンに変更となった編成が、このエレクトリック・ファクトリー公演となることに。なおこのメンバーはこのまま12月のセラー・ドア4日間公演に向かい、俗に言う「セラー・ドア・セッション」が行われ、それをテオ・マセロが編集し『ライヴ・イーヴル』に収録されたのは周知のとおりで、また後にこのセッションの全貌はオフィシャル・ボックスとしてリリースされ、こちらもマイルスのボックス物の中で上位の人気を誇る内容にて。
そして今回このエレクトリック・ファクトリー公演は、過去にも流通しているものの、いくつかのタイプの音源が存在しており、ここでは最もナチュラルなサウンドボード音源をマスターに使用。ただし序盤にノイズが入ったり、「DIRECTIONS」と「WHAT I SAY」に欠落パートがあった部分などを、ソー・ホワット・レーベルならではの2022年最新リマスタリングも施し、そのナチュラルな素材音源を最良の形で編集しており、かぎりなくベストと断言できるクオリティーにて収録。
さらに初回限定として、同日の模様を現状ではベストといえる映像を収めたDVD-Rをプラス。
ただしクオリティー的には元々がキビシイVHS素材の映像で、そこにサウンドボードの音源をシンクロさせてはいるものの、あくまで参考資料というレベルであることにご了承を。
そして肝心のライブは電化時代の幕開けを象徴するように“Directions“で軽快にスタートしてから80分以上にわたるノンストップ・プレイで、“Honk Tonk“からメドレーに突入していく中、デジョネットがビートやテンポを抑えつつ、アイアートが絡み、そこへジャレットがかぶさり、そしてマイルスが鋭いトーンを局地投下していく様は殺気ムンムン。なおバーツのみやや印象は薄いものの、エレクトリックが新鮮な“What I Say“ではこれまでのマイルスとは違ったフレーズの変化も見られ、バンド自体のテンションも最後までほど良い緊張感を持続。
以上、1970年の前半はフィルモア関連等で音源も多い中、この時期の貴重なサウンドボード音源であり、そのハード・バトルの極地的プレイを、2022年最新の丁寧なマスタリングによる最上級グレードによるサウンドで再現しているゆえ、別アイテムをお持ちの方も必携と断言でき、今回も「So What!」レーベルが精魂込めて作り上げた本タイトルは完全限定プレス盤、帯付仕様ゆえ、特に映像DVDもご希望の方はお早目に。

DISC 1 : 1. Band Warming Up 2. DIRECTIONS 3. HONKY TONK 4. WHAT I SAY 5. SANCTUARY
DISC 2 : 1. IT’S ABOUT THAT TIME 2. FUNKY TONK 3. THE THEME – Applause
Limited DVD-R : Directions / Honky Tonk / What I Say / Sanctuary / .It’s About That Time / Funky Tonk / The Theme

[Recorded at Electric Factory, Philadelphia, PA, USA November 15th 1970 / Soundboard Recording / Original Remastered by VDD 2022]
◇Miles Davis – trumpet / Gary Bartz – soprano saxophone, alto saxophone / Keith Jarrett – electric piano, organ / Michael Henderson – electric bass / Jack DeJohnette – drums / Airto Moreira – percussion

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