ERIC CLAPTON / FIRST SHOW AT U.S. AUTUMN TOUR 2022 (2CDR)
2022年6月のユーロ・ツアーではコロナ感染のため一部コンサートがキャンセルとなったものの、9月からは元気に北米ツアーがスタート。その記念すべき初日となる9月8日コロンバス公演を、デジタル・オーディエンス・レコーディングにて1時間44分にわたりフル収録。
まず特筆すべきは元気な姿をアメリカのファンの前に見せたこと、そしてこの日は逝去された英国エリザベス女王を偲んでライブ開始前に国歌「God Save The Queen」をエレクトリックで独演しており、この開演直前に訃報を聞いたことで急遽その想いを込めたパフォーマンスを披露。
さらに先のユーロ・ツアーと同じセットかと思いきや、何とオープニングは「Tearing Us Apart」で、途中ソロの割り振りもこれまでとは違った展開にて。その後はほぼ先のツアーと同じの流れの中で、アコースティック・セットの「Tears In Heaven」では中間のオルガンソロで、ポール・キャラックが「青い影」を挿入しており、これは亡くなったゲイリー・ブルッカーへの追悼の意を込めたもの。
さらに終盤でのロング・ブルースは長年「Little Quuen Of Spades」だったのが、何と1984年のユーロ・ツアー以来38年ぶりとなる「The Sky Is Crying」を持ってきており、またオリジナルのスライドではなく、シングルノートでのソロプレイも新鮮。
そしてアンコールもいつものポール・キャラックをフィーチャーした「High Time We Went」ではなく、このUSツアーではジミー・ヴォーンがオープニングアクトを務めているので、彼もスペシャル・ゲストとしてアンコールに参加し、「Before You Accuse Me」を披露しており、もちろんクラプトンとの和やかなギターバトルも聴けるという、とにかく全編クラプトンが近年稀に見る元気さであることも嬉しいファン必聴マストアイテム。
Disc 1 : 1. Intro 2. God Save The Queen 3. Tearing Us Apart 4. Key To The Highway 5. River Of Tears 6. I’m Your Hoochie Coochie Man 7. I Shot The Sheriff 8. Driftin’ Blues 9. After Midnight 10. Nobody Knows You When You’re Down And Out 11. Layla 12. Tears In Heaven
Disc 2 : 1. Badge 2. Wonderful Tonight 3. Cross Road Blues 4. The Sky Is Crying 5. Cocaine –encore- 6. Before You Accuse Me
[Live at Schottenstein Center, Columbus, OH, USA 8th September 2022]
◇Eric Clapton – Guitar, vocals / Nathan East – Bass, Backing vocals / Sonny Emory – Drums / Doyle Bramhall II – Guitar, Backing vocal / Chris Stainton – Keyboard / Paul Carrack – Hammond organ, Keyboard, Backing vocals / Sharon White – Backing vocals