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2022年「So What!」レーベル責任監修によるマイルスのレア・シリーズ第22弾は、1973年10人編成によるライブ音源をコンパイル収録。

MILES DAVIS / COMPLETE LONNIE LISTON SMITH DAYS (プレス4CD)

2022年「So What!」レーベル責任監修によるレア・シリーズ第22弾は、1973年わずか数回のみの10人編成によるライブ音源を、最新マスタリングも施したベスト・クオリティーで収録し、永久保存プレス4CDにて。
まず故中山康樹氏を含め全てのマイルス愛好家から絶大の信頼を受け、数々の名盤を生み出した伝説のレーベル「ソー・ホワット」の完全監修を受けて、2020年末より限定リリースされている本シリーズは、内容クオリティーの素晴らしさはもちろん、丁寧なリマスタリングに加えてこだわりの帯付アートワーク、美麗なピクチャー・ディスクのプレス盤ということで、海外ファンの間でもすでに大きな話題を呼ぶことに。
そして今回は1972年アルバム『オン・ザ・コーナー』の影響からシタールやタブラ奏者を加え、9人編成という過去最大の大所帯となった時期の、さらに翌1973年春にはキーボードのロニー・リストン・スミスを加えて10人編成で行われた貴重なライブを、現存する全ての音源からベスト・クオリティーでコンパイル。
なおロニー・リストン・スミスは70年代中盤以降、フライング・ダッチマン・レーベルから「コズミック・ファンク」と称される名アルバムを次々とヒットさせており、ジャズ・ファンのみならずファンク/ソウル・ファンからも人気の高いキーボード・プレイヤー。
そしてそんな彼がマイルス・グループに在籍していたことをあまり知られておらず、それはその在籍期間は極めて短く1973年4月と5月の数日間のみライブに参加していたためで、そのライブも記録では5回どまりで、因みに翌月6月の来日公演を予告するパンフレットには来日メンバーとして名を連ねていたものの、実際帯同することはなかったため、本当に貴重な記録音源をコンパイルしたのが本タイトル。
そしてまずメインとして現存する音源で最もクオリティーが高いと賞される同年4月13日ワシントンのハワード大学での1日2公演をDisc1&2に約90分にわたり収録。こちらは近年テーパーにより公開された高音質オーディエンス・マスターを用い、レーベル独自の最新デジタル・リマスタリングを施し、過去最高音質であり、最長収録時間にて。
そしてピート・コージーがこの1週間前に参加し、10人編成バンドとして観客の前に姿を見せた3回目のショーで、”Turnaroundphrase”でスタートして以降、徐々にメンバーの音が重なるにつれて混沌とした暗黒の世界へ。なおロニーは序盤はまだ際立った存在感はあまりない中、中盤カオス状態の中でのファンキーなキーボード・ソロなどでは、彼らしいプレイも聞かれ、狂乱のライブはこの日も炸裂。
そしてDisc:3にはこの前日4月12日公演をが収めており、こちらは翌日のものよりクオリティーは劣りコンプリートではないものの、ヒス・ノイズや残響音を極力マスタリングで修正して収録。
さらにDisc:4にはこの時期この編成でのテレビやラジオなどで収録されたマテリアル音源を出来る限り集約してコンパイル。特筆すべきは5月1日の音源で、今までモノラル音源だったのが今回初めてステレオ・ヴァージョンで収録されており、よってカオス化していた10人編成の演奏が分離され各パートの演奏が充分聞き取れるようにクオリティーUP。
なおマスター起因により”Turnaroundphrase”などで一部ノイズが入る個所があることはご了承ください。
以上、断片的な音源も含めて貴重な10人編成での5回の公演をコンパイルしベスト・クオリティーで収録した、今回も「So What!」レーベルが精魂込めて作り上げた本タイトルは完全限定プレス盤、帯付仕様ゆえご希望の方はお早目に。

DISC 1 : -First Concert- 1. TURNAROUNDPHRASE 2. TUNE IN 5 3. BLACK SATIN 4. TUNE IN 5
DISC 2 : -Second Concert- 1. TURNAROUNDPHRASE 2. TUNE IN 5 3. ZIMBABWE 4. AGHARTA PRELUDE 5. IFE 6. TUNE IN 5 (incomplete)
[Recorded at Crampton Auditorium, Howard University, Washington DC, USA April 13th 1973]
DISC 3 : -First set- 1. TURNAROUNDPHRASE 2. TUNE IN 5 3. BLACK SATIN / inc. TUNE IN 5 (incomplete) – Second Set- 4. RIGHT OFF 5. IFE 6. AGHARTA PRELUDE 7. TUNE IN 5 8. ZIMBABWE – TUNE IN 5
[Recorded at Aycock Auditorium, UNC-Greensboro, Greensboro, NC, USA April 12th 1973]
DISC 4 : 1. IFE 2. ZIMBABWE (incomplete)
[Recorded at Paramount Northwest, Seattle, WA, USA April 5th 1973]
3. TURNAROUNDPHRASE 4. ZIMBABWE 5. TUNE IN 5 (incomplete)
[Recorded at Civic Auditorium, Santa Monica, CA, USA May 1st 1973]
6. TUNE IN 5 (fragment) 7. ZIMBABWE (fragment) [Recorded at Ahmanson Theatre, Los Angeles, CA, USA May 2nd 1973]

◇Miles Davis – tumpet / Dave Liebman – soprano saxophone, tenor saxophone, flute / Pete Cosey – guitar, percussion / Reggie Lucas – guitar / Khalil Balakrishna – sitar / Lonnie Liston Smith – keyboard / Michael Henderson – electric bass / Al Foster – drums / Badal Roy – tabla / James “Mtume” Forman – conga, percussion

◆2022 VOODOO DOWN Records 022 : Supervised by SO WHAT! Label. / Original Remastered by VDD 2022

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