
MILES DAVIS / LIVE AT AVERY FISHER HALL 1975 (プレス2CD)
2021年「So What!」レーベル責任監修によるレア・シリーズ第7弾は、1975年7月1日ニューヨークのエイブリー・フィシャー・ホールでのライブを、最新マスタリングも施し最終決定盤として永久保存プレス2CDにて。
まず故中山康樹氏を含め全てのマイルス愛好家から絶大の信頼を受け、数々の名盤を生み出した伝説のレーベル「ソー・ホワット」の完全監修を受けて、2020年末より限定リリースされている本シリーズは、内容クオリティーの素晴らしさはもちろん、丁寧なリマスタリングに加えてこだわりの帯付アートワーク、美麗なピクチャー・ディスクのプレス盤ということで、海外ファンの間でもすでに大きな話題を呼ぶことに。
そして本シリーズの第7弾は、1975年全米ツアーから7月1日ニューヨークのエイブリー・フィシャー・ホールでのショーを、レーベル独自のリマスタリングを施しコンプリート収録。
まず大元マスターはメンバーが記録用にステージ上で録音したと云われるカセット・マスターで、これまでも流通していた音源ながら、最新のプロユース編集や部分ごとにそれぞれ細かいリマスタリングを施し、ややシンバルが耳に痛く感じる箇所も一部ありつつ、同じ周波数域にある他の楽器が埋もれてしまわないよう調整もされ、極限まで楽曲の持つ迫力を追求した圧巻のクオリティーにて。
そして1975年と言えば伝説の来日公演から『アガルタ』と『パンゲア』が生まれた年で、その5ヶ月後の本ツアーからの音源は、マイルスが長い休養期間に入る前の、9月の引退ライブ直前となっており、またサックスはソニー・フォーチュンからサム・モリソンに変わり、さらに「ラテン」と「マザー・ディアレスト・マザー」という2曲の新曲まで試演されており、前者はこの時期のほぼワンコードで突進するマイルスには珍しくメロディアスなベースに導かれた展開のある曲。また後者はライヴを締めくくるコーダ的なものとなっており、さらにおなじみの「イフェ」もマイルスのオルガンに導かれた怪奇なアレンジになっているあたりも聴きどころ。
以上、引退直前のマイルスが今後はラテン的な方向に向っていたことをほのめかすような貴重なライブを、今回も「So What!」レーベルが精魂込めて作り上げた本タイトルは、完全限定プレス盤、帯付仕様ゆえ、ご希望の方はお早目に。
(Disc 1 : Early Show) 1. Tune Up 2. Turnaroundphrase 3. Tune In 5 4. Maiysha 5. Mother Dearest Mother
(Disc 2 : Late Show) 1. Right Off 2. Mtume 3. Latin 4. Ife 5. Mother Dearest Mother – Applause
[Recorded at Avery Fisher Hall, NYC, NY, USA July 1st 1975 : Band Recording / 24bit Digitally Remastering in 2021]
◇Miles Davis – trumpet, organ / Sam Morrison – soprano saxophone, tenor saxophone, flute / Pete Cosey – guitar, percussion / Reggie Lucas – guitar / Michael Henderson – electric bass / Al Foster – drums / James Mtume Foreman – conga, percussion